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紙だからこそ伝わるあたたかさ
メールではなくポストカードで

 不意に鳴る懐かしい人からの電話。「久しぶり」とタイトルの打たれたメール。そんなとき、日常がふっと幸福感に包まれるような覚えを受けた人は多いと思います。どんなに離れていても、疎遠だった人と、携帯やパソコンのメールによって、あっという間に繋がってしまう。今は本当に便利になりました。でも、そこまで便利だからこそ、逆に時間のかかるような郵便物というのは、貴重なものです。
 長い間疎遠になってしまった友人。メールアドレスなど分からなくて、でも、ちょっと気にかかっている。
 大切な人だからこそ、手のぬくもりの感じられるポストカードを送りませんか?
 もちろん、そんな人がいなくても大丈夫。ポストカードって、それ自体がartだったりして、まるで絵画展、写真展を見て回っているような楽しみもあります。送るのもよし、ただ見るだけもよし。そこに感じられるのは、やはり紙ということと、手作りのあたたかさではないでしょうか?
 今回は、あちこちサイトを見て回っている時に出会った、美しいポストカードショップを2店紹介いたします。
 


柔らかで優しい色彩の溢れる写真と、そこに描かれる言葉達の美しいポストカードを販売しているショップです。
サイトのWeb上では直接販売はしていませんが、メールもしくは掲示板でご連絡くださいとのこと。Webメール作成フォーム有り。

お問い合わせは:羊雲工房  メール


詩の一部を紹介

青い空が
僕の心を逆なでする
真昼の月が欲しかった
見上げすぎていた僕は
きっと昼と夜の境界を
見失ってしまったのだろう
言葉は退屈な現実を刻むから
耳障りな時計は壊してしまうのさ
そろそろ昼寝も終わり
もう少しここに
風が止んだら行っても良いよ
見晴らしのいい場所を
探しに行こう


こぼれ落ちそうな時間
振り向いた瞬間のような
コマ送りされていく
記憶
今すぐに止めて
スライド一枚分だけ
僕の物にしてしまおう


たどる道すじは皆無。
親鳥の尾を追い続け、
昨日の寝床さえ思い出せない。
底見えぬ水面は、絵の中の道。
先をゆく足跡は無いから、
遠くからただ気まぐれに眺めるだけ。
柔らかな草に眠りたいと嘆いては、
そのうちに新しい尾を追い始める。


天球 (天球制作部)

銀目さん、空翠さんシマコさんの3人による、手作り雑貨・ポストカードの販売・紹介サイトです。幻想的な線画から、パステルカラーの優しいトーンのポストカードの他、バッグやTシャツなどの雑貨があります。

お問い合わせは:天球  メール

「らぷんつぇる」  銀目 「天使」 空翠   シマコ

絵本(完売)

「五月遊泳』」  銀目 「つた」 空翠 「おれ、大工」 シマコ

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