

今回はCGアニメーション作家の保谷瑠美子さんにお話を伺いました。
保谷さんは墨絵によるアニメーションを制作されており、今年の8月から放送のNHK金曜時代劇『慶次郎縁側日記』のオープニングとエンディングも担当されています。
保谷:まず、箇条書きでよくふっと注目してしまうものは、空(雲の形、色)、夕日、広い空間、朽ち果てたもの、カラスの仕種、古い家、木の木目、ガラクタ、骨董品、電柱、電線、鉄塔。
気が付くことはいっぱいあります。例えば簡単に、曖昧な記憶でしかなかった形が、はっきりと認識できたり。
保谷:難しさにこそ、魅力があります。
つねに私の手の外にある、そんな感覚です。偶然の美に近いです。
保谷:静かな感情を伝えたいと思っています。私はこれを伝えたい!と思うことを声を大にしていいたくないのです。これはたんに作り手としての羞恥心かも知れませんが。
『心和』放送用に『ココロナゴム』と読ませていますが、漢字は感情のある文字だと思っています。もし、外国の方がまたく先入観もなく『心和』と言う文字を目にしたら読めないとは思いますが、決して冷たい気持ちにはならないと確信しています。
保谷:あるとおもいます。しかしながら、語ることは難しいことです。
保谷:見ることはすべての原点だと思います。記憶のすべては見ることで出来ていると思います。いずれも必見です!
保谷瑠美子(ほやるみこ)