次回は「100年」です。
また「100年」という題材で絵と小説の寄稿も受け付けます。
二点とも応募先は編集長サイキ(saikik@free.japandesign.ne.jp)まで。
期間は95年前から105年前に書かれた、古今東西の小説をご自分なりに解釈をして、もしくは、その小説を挿入するなり雰囲気を持ってくるなり、キャラクターを現代に置き換えるなり、方法はさまざま結構です。本歌取りでも。OK。
丁度100年前に現代のいわゆる文学というものが、発見されたんじゃないかなと思い、またその基礎が構築されたのだというのは、文学史的にはある程度そういう見方が定説みたいでもある。ならば、丁度年のはじめ、もういちど小説というものを考えてみようとか(ちょっと)思ったりもします。全体の企画では扱うかどうかは分かりませんが、小説独自の企画として考えています。
参考までにいくつかリンクを。
- 明治33年(1900年)
- 「高野聖」(泉鏡花)「はつ姿」(小杉天外)
- 明治34年(1901年)
- 「牛肉と馬鈴薯」(国木田独歩)
- 明治35年(1902年)
- 「地獄の花」(永井荷風)「重右衛門の最後」(田山花袋)
- 明治37年(1904年)
- 「火の柱」(木下尚江)
- 明治38年(1905年)
- 「倫敦塔」(夏目漱石)「海潮音」(上田敏訳)
- 明治39年(1906年)
- 「孔雀船」(伊良子清白)「坊っちゃん」(夏目漱石)「野菊の墓」(伊藤左千夫)「破戒」(島崎藤村)「炭燒のむすめ」(長塚節)
- 明治40年(1907年)
- 「蒲団」(田山花袋)「南小泉村」(真山青果)「平凡」(二葉亭四迷)
- 明治41年(1908年)
- 「夢十夜」(夏目漱石)「何処へ」(正宗白鳥)「竹の木戸」(国木田独歩)
さてさてどうなることやら。
次回もよろしく。
発行は1月末の予定です(予定は未定)。